Zoomでマルシェに出店

11月28日に出店したマルシェ「知ればますます値打ちもん市」

 

■出会い

Zoomマルシェ「知ればますます値打ちもん市」に気づいたのは10月中旬。

その時すぐに出店したい!と主催の河合さんにメッセージした。

河合さんとは、価値を創造することを会計の図で説明する方(気になると思うのでリンクから)。

5年ぐらい前にホームページを作るのに"JimdoCafe"(現在はBusinessCafe関西)へ、使い方の個人相談で伺って知り合った方。でもその時は使い方の相談をせずに、事業のあり方について熱く語り合って帰った記憶が鮮明に残っている。

 

■なぜ出店したのか

このご時世、店舗設計デザインの仕事の意味を考える時間が増えた。

お陰様で新店出店や改装のご依頼をいただいていたが、もっと何かできることがあるのではと思う日々。

そんな時にこのZoomマルシェ「知ればますます値打ちもん市」をfbで見つけ読み進めると「価値づくりへの想いを伝える」と。

私にとって今、店舗設計デザインの仕事のあり方を整えるのに良い機会になると思った。

 

■出店準備

このマルシェでは、店舗設計デザインの仕事を自分がどう向き合っているかを伝える資料作りをした。

大切にしていることの一つに、お店の商品を手から手へ渡せる空間造り。お店の方の人柄と商品の特色を表現し、買い求める方との橋渡しとなる空間造りをしたい。

流行りや好みを全面に押し出さないで、そこに集う人が心地よい空間にしたい。そのためにやるべきことをまとめたスライドを作成した。

 

■本番直前

当日の一時間前に作成したスライドを見て「飽きた」。これを見せられる来場者の方が見ても「ふ~ん、店舗デザイナーの仕事ね」としかならないことに気づく。私の周りをみても店舗設計デザインを専門でやっている方なんて知らない。ということは来場者の方もそんな仕事のことなど知らない。それを伝えても「値打ちもん市」にはならない。

 

■私の値打ちもんとは

ならば、わたしが"この時期"を過ごしたお店さんや街の人をどの様に見て、どう感じたのかを話すことで、店舗設計デザイナーのことが分かっていただけるのでは思いついた。なので、スライドと話す内容が全く違うということになった。たっだの背景としてのスライド。しかも1コマ15分が2回あり、2回とも内容も変えた。

 

1コマ目は、この時期に応援してもらえた飲食店とそうでもなかった飲食店について。

店舗デザイナーの視点で、その時期に街の様子をうかがっていて気付いたことがあった。テイクアウトやお弁当を配達などをされていた飲食店さんを見て、多くの応援が集まっていたのは、お店の方とお客さんの距離が近い飲食店さんではないか。よく言われる常連さん(お店のファン)のチカラ。例えば、店主さんがお客さんの名前を知っていたり、どんな仕事をしているかなど、距離感が近いお客さんがいるかどうか。私としては、そのような距離感を大切に空間デザインをしている。

 

2コマ目は、店子さんの入れ替わりが少ないビルについて。

飲食店街の朝一番の様子を知っている方は少ないと思う。ゴミ収集車が来る前にテナントビルの1階周辺を掃除している方がいる。確認はしていないが掃除の仕方を見ていると、専門業者ではなくビルオーナーさんか、または関わっている人ではと感じるほどの掃除の仕方。ビルの前だけするのではなく、その周辺のゴミを集め水を流しブラシをかけ水捌けする。そんなテナントビルだから店子さんの入れ替わりが少ないのではと感じる。物件内覧に同行する店舗デザイナーとしては、テナントビル周辺が清掃できているかも見てアドバイスしている。

 

■終えて

終わって冷静になると、準備していたものと違うことをしたので、しっかりと価値のあるお話ができていたのか不安ではあったが、数人の方から良い感想をいただきホット一安心した。このマルシェに来店された方は、主催者の河合さんがお声掛けをされて方々。なのでこのマルシェに対する価値観が近い方や共感されている方なので、お互いに得るものがある時間になったのではと感じた。

このマルシェに出店や来店することで皆さんがそれぞれ何かが始まったのではと思った。

私の仕事に対する想いは、5年前に河合さんと出会ったころと変わっていないがただ、あり方の整えは絶えづすることが大切だと感じた。

 

#知ればますます値打ちもん市

#値打ちもん市

 

 

マルシェのページ

 

【マルシェ後収録した1分プレゼンの様子】

 

河合さんの会社【有限会社バックステージ】